抵抗器のカラーコードの覚え方

電子工作や、電子回路設計のプロトタイプ、実験などでは今でも面実装品よりディスクリートのリード線抵抗器が便利です。ブレッドボードに抵抗を挿して・・・、と聞くと素人工作と聞こえてしまいますが、実際は一番効率のよいやり方かと思います。もちろんSPICEなどのシミュレータを使う方法もありますが、実物感が無いのでどうしても実物で再現したくなります。

プロの方々には今更ではありますが、抵抗器のカラーコードの色の覚え方にいろいろある中で、年代、地域によって少しずつ違うことが面白く、ちょっと記事にしてみました。

引用:Electrical Information https://detail-infomation.com/resistor-color-code/

電子部品としては、4バンド抵抗が一般的ですし、実験などで一通り揃えておくなら、1/4W品か、できれば1/2W品が良いと思います。大は小を兼ねるかと。

他のいろんなサイトをみたものをざっとまとめますと・・・

 色 数値覚え方
 黒 0黒い礼服
 茶 1茶を一杯 小林一茶
 赤 2赤いニンジン
 橙 3橙のミカン 第3の男 ミカンは橙
 黄 4黄色のシミ 岸恵子 四季 きしめん
 緑 5緑の五月 嬰児 五月みどり
 青 6青虫 青二才のろくでなし
 紫 7紫式部
 灰 8ハイヤー
 白 9ホワイトクリスマス 白いクリスマス 釧路 しろくま
 金 5%金庫 金はゴールド
 銀 10%銀行の頭取

出てくる単語に時代を感じる古さがありますね。女優さんの名前から昭和中頃の作品かと。事実そのころから一般人が電子部品を手にすることができたのだと思います。ラジオ会館周辺の雑多なパーツ屋さん、出入り口が無い露店の風景はもうありません。